告白手記『ピザを注文する美熟女』第1回
僕はとある商社に勤める三十歳の男性です。
仕事も一通り覚えて、ようやく会社の戦力になりつつあります。
現在、彼女はいませんが、それなりに生活は充実しており、満足かなぁという感じです。
仕事は忙しいですが、やりがいもあるので、このまま頑張っていこうと思っています……。
ある日、会社を終えてスーパーに寄ると、値引きされたピザが売っていました。
それを見た僕は、途端懐かしさに襲われます。
実を言うと、ピザには少しばかり思い出があるのです。
それもエッチな思い出であり、懐かしくなったので、それを思い出してみました。
あれは、今から十年前の出来事。
僕が大学生だった時の話です。
*
十年前――。
当時、僕は都内の私大に通う学生でした。
出身は新潟県の長岡市というところで、まぁ、田舎です。
そこから上京して、僕は都会の生活を満喫していました。
そんな中、僕は新聞の折り込みで募集していたピザ屋のバイトを受けて、無事採用されたのです。
僕に任された仕事は、ピザを焼くというよりも配達がメインでした。
僕は自動車の免許を持っていたので、原付バイクが運転できます。
だから、主に配達の仕事を任されるようになったのです。
当時、僕が働いていたピザ屋は、多くのお客様のニーズに応えるため、ファミリー向けの大きなピザだけでなく、一人用の小さなピザも販売していました。
これがなかなか好評であり、多くの注文が入るようになったのです。
ある日、新橋静香さんという女性から一人用のピザの宅配の依頼がありました。
僕は静香さんの自宅にピザを配達することになったのですが、道が結構複雑であり、迷ってしまったのです。
その結果、注文から一時間以上経って届けることになりました。
静香さんの自宅は、こじゃれたマンションであり、一人で住むにはやや大きいです。
広々としたエントランスがあり、当然オートロック。
入り口で静香さんに連絡し、オートロックを開錠してもらい、彼女の自宅まで亜があります。
マンションは十階建てであり、静香さんの自宅はその十階の角部屋でした。
つまり、環境は素晴らしくよいところだったのです。
インターフォンを押すと、すぐに静香さんが出てくれました。
「ちょっと遅いんじゃないの」
と、開口一番、静香さんがそう言いました。
僕は遅れてしまったお詫びを入れます。
同時に、静香さんのことを見つめました。
恐らく、年は三十代半ばといったところでしょう。
身長は、一六〇センチくらいでしょうか?
女性としては平均くらいだと思います……。
ただ、スタイルがとてもいいのです。
着用している洋服は、ミニ丈のワンピース。
少し若作りしているような印象を与えますが、それでもよく似合っています。
膝上十センチの丈くらいでしょうか?
スカート部分から覗くほっそりとした脚は、透き通るように白く、スベスベとしているようでした。
また、胸の方も申し分ないくらいの大きさです。
当時の僕は、まだ童貞でしたが、それでもこの女性の胸が大きいのはわかりました。
多分ですけど、Eカップ以上はあったような気がします。
ウエスト部分はしっかりとくびれており、女性らしいラインを保っています。
タイト目のワンピースなので、露骨にカラダのラインが出てしまうのです。
恐らく、自分のカラダに自信がないと、このようなワンピースは着用出来ないでしょう。
あまりに美人だったので、僕はそのまま見惚れてしまいました。
すると、静香さんは、
「ねぇ、遅れてきたんだから、ちょっと手伝ってほしいのだけど」
と、告げました。
手伝いというのは簡単で、届けたピザを切り分けて、保存する分と食べる分にわけてほしいというものでした。
今回、静香さんが頼んだピザは、一人前なのですが、それを一気にすべて食べるわけではないようです。
配達が遅れたのは事実なので、僕は素直に従います。
静香さんは、僕は家の中に入れてくれました。
案内されたのは、大きなリビングです。
そこには大きなテーブルがあり、また豪奢なソファや巨大な液晶テレビが置いてありました。
このマンションも十分絢爛豪華なので、多分お金持ちなのでしょう。
そんなお金持ちがピザを頼むのに、ちょっと驚きを覚えたものです。
「女一人がピザを頼むなんておかしいと思ったでしょ?」
と、静香さんは言いました。
「いえ」
「好きなのよ、ピザ。だからたまに宅配で頼むの。あなたの店によく頼むわ。まぁ、あなたが来るのははじめてだけど」
静香さんはそう言いながら、ソファの方に座りました。
そして、僕にピザを切り分けるように指示を出します。
僕は言われるままに、ピザをカットして、ラップする分と、食べる分にわけました。
一人前のピザは、四カットになっており、静香さんは二枚だけ食べるようです。
僕は食べる分のピザを箱に入れたまま静香さんのところを持っていきます。
保存するピザは渡されたラップで包み、テーブルの上に置いてあります。
ソファで寛ぐ静香さんは、どこか妖艶な雰囲気がありました。
何かこう、とても色っぽいのです。
僕は熱っぽく彼女を見つめてしまいました。
すると、静香さんの足がくっと左右に広がったのです。
普通、女性は座る時になると足を閉じると思いますが、静香さんは足を開きました……。
ワンピースがミニ丈だから、中の下着が見えるかもしれません。
僕は仄かな期待を抱き、チラッと開かれた足の部分を見つめてしまいました。
でも、あまり見ていると、絶対変態扱いされるかもしれません。
そう危惧した僕は、チラリとだけ見て、後は視線をそらしたのです。
すると、静香さんはさらに大胆に足を広げました。
これはもうガニ股です。
というよりも、わざとやっているとしか思えません。
僕の反応を見て、楽しんでいるのでしょうか?
スカート部分から覗く足が、妙になまめかしいのです。
見てはいけない。
そう思っているのですが、どうしても見たくなってしまいます。
僕はチラチラと静香さんの方を見つめました。
同時に、ペニスが熱く反応していくのを感じたのです。
「どうかしたの? 固まっちゃって」
と、静香さんが蠱惑的な笑みを浮かべながら言いました。
その表情を見て、僕はこの女の人が何を考えているのかわからなくなりました。
もう少しで下着が見えそうというくらいまで足が広がった時、突如静香さんは足を組み、僕を見つめます。
「そんなにココが気になるの?」
と、言い、あそこを指さしたのです。
僕がじっと凝視していたのは、すべてバレていました。
とても恥ずかしくなったのですが、ペニスは正直であり、膨らんでいます。
このままここにいると、変な気分になってしまいそうです。
そう察した僕は、その場を後にしようとします。
すると――。
「ねぇ。あなたの名前は?」
「僕は、坂本和樹です」
「和樹君っていうのね。可愛い顔をしてるわ。ねぇ、今度からお宅のピザを頼む時はあなたを指名するからね」
ピザの宅配ドライバーを指名するなんて話は聞いたことがありません。
ですが、どうやら僕は静香さんに気に入られたようでした。
結局、その日はそれで終わりました。
ただ、僕の脳裏には、ほっそりと覗く静香さんの可憐な足が焼き付き、自宅に帰るなり、それをおかずにオナニーをしたのでした。
翌日――。
その日もバイトが入っています。
午後からの勤務で、バイト先に行くとすぐに店長に呼ばれました。
「坂本君。これから静香さんのお宅にピザを届けてもらえる? 君に届けてもらいたいらしいんだ」
静香さんは、本当に指名してきたのです……。
僕は静香さんの家にピザを届けることになりました。
〈続く〉
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