連載官能小説『十年後の恩返し』第3回

連載官能小説

連載官能小説『十年後の恩返し』第3回

玲子の部屋は、全体的にモノが少なかった……。

間取りは秀和の家を全く同じであり、普通のワンルームである。

キッチンがあり、後は洋間があるくらいだ……。

部屋の右脇には、シングルサイズのベッドが置いてあり、その隣に小さな棚がある。

後は部屋の中央にローテーブルが置いてあるくらいなのだ。

さっぱりとした部屋であり、もちろん清潔感に溢れている。

キッチンの方からいい匂いが漂っている……。

恐らく、ビーフシチューの匂いであろう。

こってりと濃厚な匂いが部屋の中に充満しているのだ。

「ビーフシチューを作ったんです。お好きですか?」

と、玲子が尋ねてくる。

秀和は、濃い味の料理が好きなので、当然、ビーフシチューは好みである。

首を素早く上下に振った。

それを見た玲子は、秀和をローテーブルの前に座らせると、自分はキッチンに向かい、料理の盛り付けを始めた。

軽く温め、ご飯をよそう。

後は、簡単なサラダを作り、夕食は完成である。

いつもこんなに凝ったものは作らないので、秀和は嬉しくなった。

向かい合わせに座り、二人は食事を始める……。

とてもいい匂いがするビーフシチューは、当然味もよかった。

お店の味と言っても通用するくらい、濃厚なビーフシチューなのである。

肉はしっかりと煮込まれ、口の中に入れるとほろほろと自然と崩れていく。

また、赤ワインが効いたビーフシチューであり、芳醇な味わいが広がっていくのであった。

「美味しいですか?」

「はい。こんなに旨いビーフシチュー、生まれて初めて食べました」

それは決してお世辞ではなかった。

本当にこんなに美味しいものを食べたのは初めてであると感じたのだ。

そのため、秀和はビーフシチューをお替りして、満腹になったのである。

食事が終わると、玲子は洗い物を済ませ、再びローテーブルの前に座り込む。

そして――。

「今日は、ありがとうございます。実は、秀和さんに会いたくて」

嬉しいことを言ってくれる。

秀和は照れながら、笑みを浮かべた。

それに、先日のセリフが気になっているのである。

そう。

前回、玲子に会った時、彼はフェラチオや手コキをされたのである。

同時に、その続きを今度しましょうと言われているのだ。

その今度というのが、今日なのではないか?

期待は高まるばかりである。

秀和の心境を見抜いたのか、玲子が告げた……。

「あの、シャワーを浴びてきますね」

「あ、はい」

玲子は静かにシャワー室に消えていった……。

残された秀和は、悶々とした気分になるのであった。

やがて、玲子がシャワーから上がってくる……。

髪の毛がしっとりと濡れており、さらに堪らない芳醇な香りが漂っている。

格好は、スリップといえばいいのだろうか?

光沢感のあるランジェリーを着用しているのだ。

それがまた、玲子の雰囲気に合っている……。

純白のスリップは、蕩けるような素材感で、尚且つ繊細である。

彼女が動きを見せると、裾の部分がヒラヒラと揺れて、とても愛らしい。

「秀和さんもシャワーを浴びますか?」

やはり、ここはカラダを清潔にしておいた方がいいだろう。

そう感じた秀和は、次いでシャワーを借りた。

浴室は、同じマンションということもあり、形状は瓜二つである。

ただ、置いてあるシャンプーやボディーソープなどが、見慣れる外国製であり、とてもいい匂いのする代物であった。

念入りにカラダを洗う。

特に局部はしっかりと洗浄し、ニオイがないようにしたい。

彼がシャワーから上がると、玲子はベッドの上に座り込んでいた。

その姿を見ていると、思わず後ろから抱きしめたくなる。

同時に、その衝動を秀和はグッと抑え込んだ。

玲子は、秀和を見るなり、ニコッと微笑むと、手招きして自分のそばに寄せた。

秀和も玲子のそばに行き、隣に座り込んだ……。

玲子のカラダから発せられる高貴な香りが、秀和をクラクラさせていく。

「この間の続き。その、しませんか?」

と、玲子が尋ねてくる。

これを待っていたのである。

嬉しくなった秀和は、激しく首を上下に動かした。

すると、玲子は着ていたスリップを脱ぎ始め、下着姿になった。

スリップも下着の一種だが、その下には、ブラジャーやパンティを身につけているのである。

白のブラとパンティであり、かなり繊細な印象がある。

まじまじと見つめていると、仄かに花柄の刺繍が施されているのがわかった。

決して安物のランジェリーではないだろう。

素材も適度に光沢があり、サラサラとしている。

「秀和さんも脱いでください」

そう言われ、秀和も服を脱いでいく。

彼は、簡素なTシャツにハーフパンツという軽装であったため、脱ぐのは容易である……。

あっという間にボクサーパンツ姿になる秀和。

彼のあそこは興奮からか、もっこりと膨らみ始めている。

もちろん、その様子に玲子も気づいているだろう。

そっと局部に手を伸ばすと、ボクサーパンツの上からペニスに触れ始めた。

「大きくなってきましたね」

「玲子さんが、魅力的だからですよ」

「フフ、ありがとう」

玲子はそう言うと、ブラジャーを外し、パンティを脱ぎ始めた。

とうとう、生まれたままの姿になったのである。

彼女の裸体は、聖女を思わせるほど、神々しいものであった。

たわわに実った乳房は、かなり巨大だ。

大きなメロンが二つ付いていると言っても過言ではないだろう。

女性の乳房については、あまり詳しくはないが、秀和は、Fカップはあるだろうと、推察した。

さらに視線を下に滑らせる。

乳房はかなり豊満なのに、ウエストはキュッとくびれている。

まるで砂時計を思わせるシルエットなのである。

ヒップも肉感があり、女性らしい膨らみを誇っている。

どうしても、視線が女性の大事な部分にいってしまう。

ヴィーナスの丘には、あるはずの陰毛がなかった。

つまり、ツルツルなのである。

それがまた、秀和の興奮を誘っていく。

パイパンのおま×こ。

なんていやらしいのだろうか。

我慢しきれなくなった秀和は、途端、玲子のカラダを抱き締めた。

玲子は少し驚いた表情を見せたが、従順にそれに従う。

興奮しきった秀和は、すぐにあそこを触ろうとするが、それを玲子が押し止めた。

「慌てないで、まずはキスから始めましょう……」

「あ、あぁ、そうですね、すみません、こういうのに、慣れていなくて」

秀和がそう言うと、玲子はスッと彼に近づき、そのまま顔を近づけた。

ふんわりとした馨しい香りが、秀和の鼻を突く。

そして、玲子は優しく接吻をしてくれたのである。

――んちゅ、ちゅちゅん。

甘く切ないキスが展開されていく。

秀和にとって、ファーストキスである。

それはどこまでも高貴であり、ハチミツのように甘く感じられた。

「キスしたのは初めて?」

と、玲子が聞いてきた。

変に意地を張る意味はない。

秀和は偽らずに、首を上下に振った。

すると、玲子はニコッと柔和な笑みを浮かべながら、今度は秀和の手を取り、自分の胸に押し当てた。

〈続く〉



Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました