連載官能小説『十年後の恩返し』第5回

連載官能小説

連載官能小説『十年後の恩返し』第5回

女の部分からは、何というか、馨しい香りがしているのがわかる。

ツンとするような刺激臭であるが、決して不快な香りではない。

興奮を誘ってくれる、香りなのだ。

それはまさに、熟れた果物のような芳醇な匂いであった。

鼻をクンカクンカと動かしながら、貪るように匂いを嗅ぐ秀和。

それに対して、玲子は反応を見せる。

「秀和さん、そんな場所の匂いを嗅いじゃダメです」

「でもものすごいいい匂いなんです。我慢できません」

これが、正直な気持ちであった。

女の性臭は、男を興奮させる最高のスパイスである。

それが何となくわかり、今度秀和は、舌先をペロッと出しながら、淫裂を舐めてみたのであった。

僅かに塩気を感じる。

これがおま×この味……。

――じゅる、じゅるる、じゅるん。

激しく淫音を鳴り響かせながら、クンニリングスを展開していく秀和。

まだまだ慣れない形ではあるが、玲子を気持ちよくしてあげたいという願いが、よく現れていた。

玲子も性器を舐められて、夢見心地になっていた。

秀和に愛撫されると、とにかく気持ちよくなってしまうのである。

彼女自身、嬉しくてしようがなかった。

秀和は必死になってあそこ舐め続けると、同時に陰核も舌先で転がし始める。

こうなると、峻烈な刺激が、玲子を襲っていくのであった。

「あぁん、ハァハァ、秀和さん、そ、それ、気持ちいいです」

と、玲子が甘い淫声を上げる。

その声を聞き、今の行為が間違っていないと察した秀和は、激しく陰部を舐め始めた。

玲子は次第にアクメを覚え始める。

気持ちよさの塊のようなものが、カラダ中を貫いていく。

同時に、カラダに電流は走ったかのような衝撃が起こるのである。

玲子の限界も、刻一刻と近づいてくるのであった。

「秀和さん、このままだと、私、イッてしまいますわ」

「イッてください。俺にイクところを見せてください」

と、秀和は言った。

同時にさらに舌先の震わせながら、性器を舐めまくったのである。

こうなると、玲子も堪らなくなってしまう……。

カラダを弓なりに反らせると、そのままとうとう快感の極みに達してしまったようである。

そして、

「あぁん、ダメェ! イクッ! イッちゃうのぉ」

途端、玲子のカラダがガクンと跳ねた。

そして、彼女はアクメを迎え、イッてしまったのである。

陰部が激しく収縮を見せて、膣口からプシュッと淫蜜が噴き出す。

その愛の蜜を舌先で受け止めながら、秀和は玲子がイッたのを確認するのであった。

玲子は放心状態になると、ガクリとベッドの上に崩れ落ちた。

その上に覆い被さるように秀和も崩れ落ちる……。

二人は愛のある前戯の余韻に浸り始めた。

しかし、これで終わりになるはずがない。

むしろ、これは始まりなのである。

ガクリとうなだれていた玲子が、ゆっくりとカラダを起こす。

未だに、心地いい快感がカラダ中を支配し、恍惚としている。

「秀和さん、私、もっとあなたが欲しいですわ」

と、玲子は告げる。

その瞳は、微かに濡れており、非常に魅惑的であった。

もちろん、この続きがしたいと秀和も思っている。

このまま、童貞を卒業したい。

それができれば、大人の男になれるような気がしたのである。

「俺も、玲子さんが欲しいです」

秀和はゆっくりと言った。

対する玲子は、秀和をヒシっと抱きしめて、

「嬉しいですわ。もっと愛し合いましょう」

と、嬉々とした口調で言った。

そして、玲子は仰向けに寝そべり、その状態で足を開いた。

トロトロになった淫裂が、妙に艶めかしい……。

秀和は、いきり立ったペニスを手で支えると、膣口に導いていく。

初めてのセックス。

しかし、挿れる場所は心得ている。

濡れまくっているあそこにペニスを挿れるだけでいいのだ。

そうなると、どんな感じがするんだろう?

興味は高波のように襲ってくる。

「挿れてもいいんですよね?」

と、秀和は最終確認をする。

仮に騙されているのだとしても、セックスができれば、すべてを失ってもいいとさえ思えた。

すると、玲子は小首を上下に動かす。

それを、肯定のしるしと見た秀和は、自らの分身をゆっくりと膣内に挿入していった……。

――ずぶずぶずぶ……。

ペニスが膣内に吸い込まれていく。

膣壁を擦過するときの衝撃は計り知れない……。

(うぉ、何かすごい、ヌルヌルで温かいや……)

秀和は初めてのセックスに感動していた。

こんなにもセックスは気持ちいいのか?

改めて感慨深くなる。

「秀和さん、最初はゆっくり動いて」

と、玲子がアドバイスを下す。

それに合わせて、秀和はゆるりとしたペースで抽送を始めた。

――にちゃ、くちょ……。

結合部分から淫らな音がこだまし始める……。

その水音を聞いていると、精神が昂るというか、高揚感に包まれるのであった。

(すごい、気持ちいい……、これがセックスなんだ)

と、秀和は感動しながら、ペニスを出し挿れしていく。

ヌルヌルになった膣ヒダが、ペニスに絡みついてきて、とても気持ちいい……。

もっと速く動きたくなるが、あまりに速く動くと、たちまちイッてしまうかもしれない……。

長くセックスを楽しむためには、自分のペースを守る必要があるだろう。

まだまだ、慣れていないため、手探り状態でピストン運動を続けるのであった。

「秀和さん、セックスは初めてですか?」

「はい。初めてです」

「嬉しいです。私が秀和さんの初めての女なんですね。光栄ですわ」

そう言うと、玲子はキュッと陰部を締め上げた。

たちまちペニスが甘締めされて、心地いい快感が襲ってくる。

ヌルヌルになった膣内は、スムーズにペニスを動かしていく。

このまま蕩けてしまうのではないか?

そんな風に秀和は思い始めた。

一定のリズムで、小刻みに腰を振っていくだけなのに、この刺激である。

これで素早く動いたら、どれだけ気持ちよくなれるのだろう。

セックスは計り知れない。

「んんぁ……、ぁん。秀和さん、上手ですわ……」

と、艶っぽい声で玲子は悶える。

彼女は決してお世辞でこんな風に言ったわけではない。

確かに秀和のセックスは技術的な面で言えば巧ではない。

しかしながら、相手を思いやる気持ちであふれているのだ。

優しき少年である秀和は、自分ヨガリになりがちな初セックスを、上手く相手に合わせてプレイし始めている。

その心遣いが、単純に玲子は嬉しかった。

(やっぱり変わっていない。この人はホントに優しいんだわ……)

と、玲子は感じていた。

秀和は、少しずつだが、腰の動きに変化を加え始めた。

彼の知識では、単調に突き続けるよりも、浅く突いたり深く突いたりを繰り返した方が、気持ちいいのではないか? と思ったのである。

三浅一深のリズムで、とにかく刺激が単調にならないように工夫していったのだ。

この変化に、玲子も気づいている。

彼女ももっと快感を味わうために、秀和の腰の動きに合わせて、自らの腰をクイクイと動かしていった。

こうすると、より一層気持ちよくなれるような気がしたのである。

秀和の初めてのセックスは、はた目から見ると、成功したように思えるだろう。

しかし、その分限界も近かった。

あまりに気持ちいいがいいので、いくらペースを落としていても、すぐに快感の塊がやってくるのである。

最早、耐えるのがしんどい。

彼は、必死になって耐え始める。

アヌスに力を入れて、射精感を強引に抑え込む。

ただ、それでも臨界点は近い。

着実に限界は忍び寄っている。

このまま果ててしまいたい……。

そんな思いで、秀和は支配されていった……。

〈続く〉



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