官能小説レビュー 第108回『となりの未亡人』

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官能小説レビュー 第108回『となりの未亡人』

画像引用元:https://ebook-assets.dmm.co.jp/

こんにちは、蛞睡々です。

今回は、未亡人がテーマになっている官能小説をご紹介します。

 

その名は――。

 

「となりの未亡人」

 

という作品です。

著者は、草凪優さん。

 

コチラの作品は竹書房より、2020年の4月に発売されました。

草凪さんというと、超が付くほど人気の官能小説家さんです。

 

人気官能小説家の円熟の作品ということで期待値も高まりますね。

本記事では、「となりの未亡人」という作品の構成や、主な見どころをまとめていきます。

 

それでは、早速見ていきましょう。

 

□登場人物とストーリー

 

本作品は全6章の構成です。

ここにエピローグがつきます。

主な登場人物と、詳しい章の構成を見ていきましょう。

 

登場人物

 

  • 伊庭三樹彦(いばみきひこ)……主人公の社会人 30歳だが童貞
  • 桃瀬舞香(ももせまいか)……三樹彦のアパートに引っ越して来た未亡人 25歳
  • 和泉知世(いずみともよ)……三樹彦の会社に入社した未亡人 34歳

 

ストーリー

 

第1章

 

伊庭三樹彦は、30歳の青年であり、田舎に引っ越してきて働いています。

彼が田舎に引っ越してきた理由は、父親が亡くなり、その遺産を巡って兄弟が揉めたためでした。

 

三樹彦は三人兄弟の三男であり、血みどろの遺産争いをする兄二人に嫌気がさし、すべてを擲って、田舎に引っ越してきたのです。

 

そうやって、新しい生活をしていてしばらく経つと、ある人間が隣に引っ越してきます。

引っ越してきた人間は、桃瀬舞香という女性でした。

 

実は、舞香はまだ20代なのですが、バイク好きの夫を事故で亡くしているのです。

つまり、舞香は若くして未亡人になってしまいました。

 

そして、彼女も色々なしがらみから逃れるために、田舎に引っ越してくるのです。

そんな風にして、背景が似ている二人は、一緒にカレーを食べることになります。

カレーを食べ終え、三樹彦の部屋でリラックスしていると、舞香が彼のベッドに潜り込みます。

 

童貞である三樹彦はどうしていいのかわからなくなるのですが、さらに意外な現実が彼を襲います。

 

なんと、布団の中で舞香は全裸になっていたのでした。

 

第2章

 

布団の中で裸になった舞香は、三樹彦を誘います。

しかし、三樹彦はどうしていいのかわかりません。

 

その結果最悪なことを言ってしまうのです。

それは、未亡人なんだから喪に服さなければならないというものでした。

 

すると、舞香は激高します。

未亡人はずっと下の向いて生きていかなければならないのかと、怒るのです。

彼女の気持ちを踏みにじってしまい、三樹彦は後悔します。

 

ただ、舞香は怒ったまま部屋を出ていってしまうのです。

 

後日、三樹彦は舞香に謝ろうとします。

このまま隣人関係が悪くなるのは、イヤだと感じてしました。

 

そして、舞香の方も仲直りしたいと考えていたようです。

二人は再会すると、飲もうという話になりました。

 

酒も進むと、舞香は大胆になります。

抱き締めてほしいと三樹彦にお願いするのです。

 

三樹彦は断りませんでした。

しっかりと彼女を抱き締めるのです。

しかし、あまりに興奮してしまったためか、ペニスが勃起してしまいます。

 

もちろん、それに舞香も気づいています。

いたたまれなくなった三樹彦は、自分が童貞であると告白するのです。

 

すると、舞香はゆっくりと彼をとりなすようにペニスを弄っていきました。

最終的に、二人はセックスをしてしまいます。

中出しもOKということで、初めてのセックスを三樹彦は堪能するのでした。

 

第3章

 

三樹彦と舞香は、初セックスを通して、一緒に食事をするようになります。

お隣さん同士ということもあり、どちらかの家で食事をすることが増えたのです。

もちろん、その後はセックスをします。

三樹彦もセックスに慣れ、舞香の気持ちいいポイントを押さえ始めるのです。

 

あるひ、いつも通り食事をしてセックスをすると、三樹彦は何度も舞香をイカせます。

そして、一旦小休止を取ろうということになったのです。

 

その時、三樹彦は舞香に提案します。

舞香はダンススクールの講師をしていたのですが、現在は仕事がありません。

そこで自分が出資するからダンススクールを作ってみないかと提案するのです。

 

三樹彦には、亡くなった父親の遺産が1000万円ありました。

それを使って舞香を支援しようとするのです。

 

しかし、ここで話が意外な方向に流れます。

何と、舞香が失踪してしまうのです。

このまま三樹彦と一緒にいると、甘えすぎてダメになる。

 

そこで、もう一度ダンスを勉強するために、ここから離れると告げるのです。

三樹彦は愕然とします。

同時に、彼は再び一人きりになってしまったのでした。

 

第4章

 

三樹彦は昔ネコを飼っていたのですが、舞香はそのネコと同じで、いつの前にいなくなってしまいした。

 

彼はショックを引きずるのですが、仕事にはしっかり顔を出します。

そんな中、三樹彦の職場に新しい社員が入ってくるのです。

 

それは、和泉知世という34歳の未亡人でした。

零細企業に勤めている三樹彦は、彼女と一緒に仕事をするようになります。

 

ただ、知世に相談があると言われて、ある居酒屋に行くことになるのです。

そこで知世は社長からセクハラを受けていると告白します。

 

実を言うと、三樹彦の会社の社長は、コンパニオン好きで、とにかく女には目がないのでした。

 

そこで、社員である知世に手を出そうとしていたのです。

その相談に乗っていくと、酒が進んでしまい、知世は泥酔します。

 

何とか家まで送って行くのですが、彼女の色気のある姿を見ていると、三樹彦は欲情してしまうのです。

 

勃起してしまうのですが、それを知世は察します。

そして、ここで帰したら女が廃ると意味の分からないことを言い出し、三樹彦のペニスを愛撫していくのです。

 

最終的に、濃密なフェラチオをされて、三樹彦は心地よくなっていくのでした。

 

第5章

 

知世にエッチなことをされて、驚く三樹彦でしたが、継続して仕事は続けていきます。

彼は、地元のタウン誌を作る出版社に勤めているのですが、地域の温泉を特集することになるのです。

 

その取材に、知世が選ばれます。

一応、先輩である三樹彦も彼女と一緒に温泉を回るのです。

 

そして、ある温泉にたどりつきます。

そこは、リノベーションをしてキレイになった温泉宿で、なかなか雰囲気がいいのでした。

 

その温泉宿の取材を終えて、三樹彦が帰ろうとすると、それを知世が引き止めます。

彼女はこのまま温泉に泊まる予定だったのですが、一人では寂しいと言い出し、三樹彦と一緒に泊りたいようでした。

 

困った三樹彦でした、先日フェラをされたこともあり、欲望に負けてしまいます。

その結果、二人は同じ部屋に泊り、結果的にいい雰囲気になるのです。

 

二人は激しく欲情し、肉欲の赴くままに結ばれていきます。

未亡人である知世は、久しぶりの男根を味わい、身も心も蕩けていくのです。

三樹彦も、舞香以来のセックスであったため、欲望のトリコになっていくのでした。

 

第6章

 

三樹彦と知世は、次第に仲を深めていき、一緒に入る時間が長くなります。

その内、三樹彦は知世と結婚したいと思うようになるのです。

 

そんな中、東京から兄たちがやってきます。

二人の兄は、三樹彦に東京に戻ってきてもらい、父親の残した会社で働いてもらいたいと告げるのです。

 

三樹彦は迷います。

答えを出しきれぬまま、三樹彦と知世は夏休みを迎えます。

 

その休みを利用して、二人は銀座に出かけます。

そこで高級なレストランに入り、いいホテルに行き、そこで三樹彦はプロポーズするのです。

 

このプロポーズは、受け入れられたように思えました。

しかし、事態が急展開を見せます。

 

何と、知世が実家のある北海度に帰り、姿を晦ませてしまうのです。

同時に、この失踪に二人の兄が関係していると察します。

 

兄を問い詰めると、知世が未亡人であり、三樹彦にはふさわしくないと考え、手を引くように知世に兄たちがアプローチをかけたのでした。

 

その結果、三樹彦は激怒し、東京に戻るという話を白紙に戻します。

そして、知世を追って、彼女の実家がある北海道に行くのです。

 

最終的に二人は再会し、改めて三樹彦は知世にプロポーズをします。

三樹彦の本当に気持ちを知った知世は、それを受け入れて、二人は一緒になることを誓うのでした。

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□少し切ないラブストーリーとしても読める

 

本作品は、二人のヒロインが登場します。

舞香と知世の二人です。

 

どちらも魅力的な人物であり、ラブラブなセックスが展開されていきます。

ただ、舞香は姿を消してしまうのです。

これが、結構唐突であり、その後も登場しないので、少し切ない印象を覚えました。

 

一方、知世ルートも一旦はバッドエンドを迎えようとします。

ですが、三樹彦が踏んばり、最終的には、知世とは結ばれてハッピーエンドを迎えるのです。

 

結果的にハッピーエンドで終わるので、読後感はまずまずいい感じ。

しかしながら、そうなると舞香のルートは必要あったのかな? と思ってしまいます。

 

舞香も魅力的な女性であったので、最後には幸せになってもらいたいと感じました。

 

□文章は端正であり人気作家らしい作品

 

本作の著者は草凪優さんです。

草凪さんは、今をときめく人気の官能小説家であり、色んなレーベルで執筆されています。

 

このブログでも、いくつか草凪優さんの作品は紹介しており、どれも素晴らしかった印象がありました。

 

この作品もそんな人気作家の技術が存分に詰め込まれ、読み応えは抜群!

官能小説らしい展開になるのですが、あまり無理矢理な展開ではないので、どこか現実味があります。

 

また、官能シーンもスッキリとしていながら、濃密な情景描写が魅力なので、楽しめるでしょう。

 

草凪優さんの作品は、どちらかというと地の文が多めで、会話は少し抑えられた印象です。

そのため、色んな官能小説らしい単語を駆使して書かれているので、魅力は満載。

 

多くの方にオススメできる、円熟の作品であると感じました。

 

□未亡人と乱れるオススメの官能小説でした

 

いかがだったでしょうか?

今回は、草凪優さんの「となりの未亡人」という作品を紹介しました。

 

未亡人がテーマになっており、時に切なく、時に幸せにと使い分けられた官能小説です。

本記事では、「となりの未亡人」という作品の主な構成や、見所などをまとめました。

 

ベーシックなタイプの官能小説でありながら、技巧を凝らして作られているので、満足度は高いでしょう。

 

多くの読者が納得できる素晴らしい作品であると感じます。

とてもオススメなので、ぜひ読んでみてくださいね!

 

それでは、次回の官能小説レビューでお会いしましょう。ではでは……。
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