連載官能小説『マッチングアプリから始まる恋』第2回

連載官能小説

連載官能小説『マッチングアプリから始まる恋』第2回

二人は意気投合し、カフェで軽く話しをした後に、レストランに移動して食事をしたのである。

そこで、過去の話をしたり、将来のことを話し合ったりした。

美里は、恋人というか、仕事ができる大人を探しているようであった。

一人で経営している会社なのだが、少し規模が大きくなってきたので、一緒に仕事ができる人を探しているらしい。

できれば、将来を一緒にできる人と仕事がしたかったので、今回マッチングアプリに登録したようだった。

十億を持っている大地にとって、今の会社にいることはそれほどメリットではない、

うだつの上がらない日常を送っているし、それなら、美里の会社で働くのもアリなのかなと思えた。

どうせ失敗したとしても、自分には金がある……。

だから、気分は楽であった。

ただ、まだ金の話はしない。

美里ももしかすると、お金が目当てなのかもしれないからだ。

大地がそう思ったのには、美里が風俗嬢であった過去が関係している。

金のためとは言え、カラダを売っていたのである。

となると、金には執着するのではないか?

そんな偏見があったのである。

食事を一通り終えると、美里が告げた。

「ダー様、これからどうしますか?」

夜はまだ長い。

時刻を見ると、午後九時であった。

まだ帰るのは早いだろう。

特に新宿は眠らない街でもある。

これから行く場所はたくさんあるだろう。

「居酒屋でも行く? そこで飲み直してもいいし」

と、大地は言った。

すると、美里は意外なことを口走った。

「あの、これからホテルに行きませんか?」

「ホテル? それって、その」

「はい。エッチしたいんです。久しぶりのダー様に抱かれたいなぁ」

嬉しいことを言ってくれる。

宝くじが当たって高級ソープに行ったが、エレナほど相性がよかった泡姫には巡り合えなかった。

あの濃密な思い出が蘇る。

もう一度、エレナを……、今は美里であるが、彼女を抱けるのだ。

「いいのかい?」

「はい。ダー様だから」

 

二人は、歌舞伎町の方に歩いていき、ラブホテルに向かった。

丁度部屋も空いているので、すぐに部屋に案内された。

少しリゾート感の強いホテルで、南国に来たかのように錯覚させる。

室内は、広々としていた。

部屋の中央にクイーンサイズのベッドが置かれ、大きなテレビや、ゆったりとした浴室などがあった。

大地がベッドの座ると、美里が言った。

「私からシャワー浴びてきますね」

「うん」

大地が答えると、美里は鼻歌を歌いながら、浴室の方に消えていった。

一人残された大地は、悶々とした時間をすごす。

何故なら、美里を抱けるのである。

その昔、美里はエレナという名で泡姫として働いていた。

その時大地は、なけなしの金を使って通っていたのである。

毎月五千円ずつ貯金して、軍資金が貯まったらソープへ直行!

そんな日々を送っていたのである。

もちろん、毎回指名するのはエレナであった。

エレナとの時間は、かけがえのないものであった。

だからこそ、そんな日々をもう一度遅れるのであれば、こんなに嬉しいことはない。

初体験前の少年のような心で、大地は美里を待っていた。

入れ替わりに、大地がシャワーに入る。

浴室は広々としており、特にバスタブは二人が入っても悠々たる広さである。

シャワーをひねり、熱い湯を浴びる。

幾分か、心が落ち着いてくる。

エレナを抱いたのは、今から七年くらい前の話である。

七年と言えば、かなり年月である。

子どもであれば、普通に話すようになるし、物心がつくころだろう。

久しぶりの再会をして、大地は心が浮き立っていた。

エレナ、今は美里であるが、彼女との記憶を思い出す。

確か、美里は突然店を辞めてしまったのだ……。

それも何も言わずに。

ある日、いつものように、ソープランドへ行き、エレナを指名しようとすると、彼女がいないことを知らされたのである。

その時のショックは、計り知れない。

愕然としてしまい、しばらくショックを引きずったままであった。

シャワーを浴び、ホテルに備え付けのバスローブを羽織り、室内に戻る。

すると、美里はベッドの上に横になっていた。

その姿は、どこまでも妖艶である。

同じような白のバスローブを羽織り、あがってきた大地を見つめている。

大地は、そっと美里に近づいた。

ふんわりと、いい香りがする。

花のような香りである。

それに彼女の使っている香水の匂いを入り混じり、素敵な香りに変えていた。

「エレナ……、あぁ、今は美里さんなのか」

「どっちで呼びたい?」

「美里がいいかな? ソープの時の名前を読んだらなんか変だし」

「そうですね、でも、私はダー様って呼んでもいいですか? そっちの方が愛着があるんですよね」

「いいよ」

二人はにこやかに笑い合う。

しばらく見つめ合うと、しっとりとしたいい雰囲気なっていく。

そこで大地は動いた。

彼女の肩をそっと抱き、顔を近づけていく……。

すると、美里もスッと目を閉じた。

それを快諾の合図と見た大地は、優しく口づけをかわす。

甘く切ないキスが展開される。

――んちゅ、ちゅちゅ。

ささやかなキスを終えると、大地はそのまま美里を押し倒した。

対する美里は、されるがままにカラダを横にする。

そっと、バスローブを脱がしていく大地。

バスローブの下は、下着などは身につけていなかった。

つまり、生まれたままの姿である。

二十七歳という円熟の体つきだ。

ほっそりとした華奢な腕。

しかし、乳房は大きさがある。

恐らくDカップ前後はあるだろう。

決して爆乳というわけではないが、しっかりと高さのある乳房は、とても柔らかそうである。

さらに視線を舌滑らす。

カラダを鍛えているのか、腹筋には僅かに縦線が入っている。

研ぎ澄まされたカラダという感じである……。

適度の脂肪が乗っているものの、しっかりと筋肉があるので、メリハリの取れたカラダなのだ。

下半身に視線を移す。

ヴィーナスの丘には、控えめに恥毛が生え揃っている。

手入れをしているのだろう。

Vラインはキレイに整っていた。

それでいて、毛量はあまり多くなく、薄っすらと生えている程度である。

それが、妙に艶めかしく、妖艶に映った……。

「キレイだ。すごく、あの時よりもずっと……」

と、大地は告げる。

すると、美里は恥ずかしそうにはにかんだ……。

そっと手を伸ばし、乳房に触れてみる。

――むにゅ。

柔らかい。

クリームを直に触っているような感触だ……。

それでいて変にふにゃふにゃにしておらず、適度に弾力がある。

白く透き通る白い肌が、とても美しいと思えた。

〈続く〉



Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました