連載官能小説『マッチングアプリから始まる恋』第4回
(おま×この匂い、ホントに堪らないよ)
と、思いを巡らせる大地。
懐かしい香りである。
女を最大に感じさせる香りがするのであった。
大地は、ペロッと舌先を伸ばすと、ヌレヌレになっている淫裂に押し当てた。
仄かに塩気を感じる。
同時に、その塩気の中に、微かな甘みのようなものが存在しているのだ。
「はぁん、ダメ、おま×こ舐められたら、んんぁ、感じちゃう……」
と、ビクンとカラダを蠕動させる美里。
あまりの快感に、卒倒寸前になるのであった。
もちろん、彼女のその姿を見ながら、大地は継続してクンニリングスを続けていく。
――んちゅ、にゅちゅん、くちゅ。
淫らな水音が響き渡っていくのであった……。
ペロペロと犬のように舌を動かしながら、大地は快感を生み出していく。
同時に、彼は陰核を舌でこねくり始めた……。
フルフルと震える雌芯を、優しく舌で転がすと、美里のカラダに電流のような衝撃が走っていく。
「あぁん、クリを舐めないでぇ、んんー。おかしくなっちゃう」
「おかしくなってもいいよ。俺におかしくなったところを見せて」
痛烈な快感を前に、美里は限界を迎え始めた。
断続的なアクメが襲ってきて、最早耐えるのがしんどくなるのだ。
「ダー様、私、イッてしまいます。イッてもいいですか?」
「もちろんだよ。俺がイカせてあげるからね……」
愛しの女をイカせるのは、男の悦びでもある。
嬉々としながら、大地はクンニリングスを続けていく。
同時に、最後の仕上げと言わんばかりの勢いで、陰核を甘噛みしたのである。
これが美里に対するとどめの一撃となった……。
途端、美里はカラダがガクンと捩らせ、嬌声を上げたのである。
「あぁん、ダメ! イッちゃう! 気持ちいいのが来たのぉ」
そのまま激しく昇天を迎えた美里は、ガクリと項垂れてしまった。
その様子を見た大地は、優しく彼女を抱き締めると、そのまま切ない接吻をかわした……。
――んちゅ、チュッ、チュチュッ。
キスの雨を降らせていく大地。
甘くこってりとした口づけは、美里を満足感で包んでいくのであった。
キスを終えると、美里はトロンとした目つきで、囁くように言った。
「ダー様。ものすごく気持ちよかったです。昔を思い出しました。やっぱり、ダー様は私にピッタリの相手です」
「そう言ってもらえて嬉しいよ」
「次は私がダー様を気持ちよくする番ですね……。そしたら、ダー様は横になってください」
言われた通り、大地はバスローブを脱ぎ捨て、あお向けに寝そべった。
既にペニスは、隆々といきり立っている……。
牡の象徴は、赤黒く変色し、さらに無数に血管が走っている。
それはまるで、凶悪な凶器のようにも見えた。
「ダー様のおち×ぽ、すごく大きいです。この大きなおち×ぽが好きなんです」
と、美里は告げると、柔らかな手のひらで、ペニスを包み込んでいった。
しっとりとすべすべした手のひらでペニスを包まれると、温かな膜に覆われているような感覚になる。
まだ触られただけなのに、早く昂ってくるのであった。
(懐かしいな。昔を思い出すよ)
と、感慨深くなる大地。
彼は昔を反芻しながら、あお向けになりながら、手コキの快感を味わっていくのであった。
「ダー様のおち×ぽ、ホントに立派です。私、こんなに大きなおち×ぽを見たことがありません」
それは真実であった。
美里は泡姫として、数多くの男性器を見てきた。
しかし、その中でも、大地のイチモツは文句なく一番大きいのであった。
同時に、このペニスであそこを突かれると、至高の時間に包まれるのである。
美里は、口元からツツっと涎を垂らし始めた。
それが、シーツの上に零れ落ち、くっきりとしたシミを作る。
一定のリズムでペニスを扱ていくと、大地も心地よくなっていく。
久しぶりに女性から手コキを受けるのである。
いつもは自分で手淫をして慰めていたから、感動はひとしおであった。
「美里、すごき気持ちいいよ」
と、感動した面持ちで告げる大地。
それはお世辞ではなく、真実祖もまま出会った。
「嬉しいです。私、ダー様とこうしたかった……」
うっとりとしながら、美里はペニスを扱き続ける。
この辺の所作は、泡姫だった頃を変わっていない。
つまり、巧なのである。
美里は、泡姫として経験を積んだので、男性を気持ちよくさせるポイントを心得ていた……。
カリ表だけでなく、カリ裏を爪先でカリカリッと引っ掻き、峻烈な刺激を加えていく……。
また、亀頭を弄りながら、睾丸もセットにして愛撫していくのであった。
こうなると、大地は堪らなくなる。
あまりに気持ちよくて、気が遠くなるのだ……。
同時に、始めたばかりだというのに、早くも射精感を覚え始めていた。
(すごく気持ちいい、このままだとあまり持たないぞ)
と、危惧しながら、彼は愛撫を受け続けた……。
「ダー様、おち×ぽをの先っぽからエッチなお汁が出てきましたよ」
そう。
快感が凄まじいため、早くもカウパー腺液が滲み出してきたのである。
その半透明の液体を、美里は指で摘まむと、面白そうに弄んだ。
この辺の遊び心も昔と変わっていない。
「もっと、気持ちよくなってくださいね。ダー様が悦んでくれると、私も嬉しいですし……」
嬉々としながら、美里は言った。
正直、嬉しいを通り越して感動さえしてしまう。
年齢を重ねて、美里は妖艶な女性になった……。
二十代でこの色気が出せる女性は、なかなかいないであろう。
恐らく、他の男性だって放っておかないはずだ。
そうなると、少し怖くなる。
また、美里が消えてしまうのではないかという、恐怖があるのだ。
「もう、いなくならないでよ」
と、大地は告げた。
それはまさに、痛烈な叫びである。
すると美里は、
「いなくならないです。私はダー様と一緒にいたい」
「でも昔は何も言わず去っていったよね」
「それは仕方がなかったんです。未練を残したくなかったから。でも、今こうしてダー様と再会できて、ホントに運命だと感じています」
運命。
確かにそうかもしれない。
お気に入りだった風俗嬢と別れ、その後年月が経って再会する確率はどのくらいなのだろう?
それは、限りなく小さいように感じだ。
今回、大地は宝くじを当てている。
そのくらいのか細い可能性かもしれない。
宝くじが当たり、さらに愛しの美里にも再会できた。
これはまさに神からの祝福。
と、そんな風に大地は考え始めた。
〈続く〉
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