連載官能小説『マッチングアプリから始まる恋』最終回
恐ろしい勢いで突きまくると、それだけで快感の塊が降ってくるのである。
堪らない気持ちになりながら、大地はガンガンと勢いよくピストン運動を生み出していった。
やがて、大地は姿勢を前傾にさせていき、美里の唇を奪う。
それがあまりにも強引であったため、美里も少し驚いてしまった。
しかし、その強引さが心地いい。
無理矢理舌をねじ込まれ、唾液を啜られていく。
恥ずかしさもあるのだが、やはり嬉しさもこみ上げてくる。
好きな男性にキスをされている。
それも、半ば強引に。
牝としての本性が暴かれていくような気がした。
ディープなキスを展開しつつ、大地は次なる行動をどうするべきか考えていた。
(お尻を犯してみたいな……)
と、そんなあくなき野望が湧き上がってくる。
そこで、大地はキスを一旦終えると、美沙の縛った足を、高く上方に持っていき、まんぐり返しに近いような形にさせた。
膝部分を縛られているので、変則的なまんぐり返しの体勢である。
秘部だけでなく、尻穴までよく見えるようになる。
大地は、蜜壺からペニスを引き抜くと、強引に尻穴にイチモツを押し当てた。
先ほど指で弄っているから、それなりに広がっている。
しかし、大地のペニスはかなり大きいのだ……。
ミチミチと、尻穴が押し開かれて、内部に侵入していく。
あまりの衝撃に、美里は叫んだ。
「だ、ダー様、止めて、そこは違いますぅ……」
「お前はアナルでも感じるだろ。だから俺のち×ぽで調教してやるんだ」
そう言い、大地は無理矢理に、肛虐を開始したのである。
尻穴が、みるみると広がっていく。
同時に、締め付けがかなり強い。
膣内もそれなりに締め付けが強かったが、アナルは段違いである。
ギュッと圧搾するようにペニスを締め上げていくのだ。
(うおぉぉ、締め付けがすごい。これは気を引き締めないと……、すぐにイッてしまいそうだ)
グッと下腹部に力を入れて、大地はそんな風に思いを巡らせた。
とにかく、キュウキュウとペニスを締めつけてくるのである。
この時の快感は、凄まじいものがあり、大地をトリコにしていくのであった。
一方、美里も感じまくっている。
お尻の穴をズボズボと突かれて、気持ちよくなってしまっている。
何だか、本当に変態になったかのような気持ちになるのである。
一定のリズムで、大地は腰を動かし続ける……。
あまりに窮屈であるため、ペニスを動かすのが難しくなるほどである。
アナルは通常、入り口が非常に窮屈であり、内部に入ると、ふんわりと空洞になっているケースが多いが、美里のそれは違っていた……。
ぴったりと、ペニスに吸いつくように、密着するのである。
まさにケツマンコ。
男を悦ばせる名器であったのだ。
大地は、心地よさを味わいながら、必死になってピストン運動を続けていく。
まんぐり返しの体勢で行っているから、上から下に突き刺すような状態になる。
ぎゅちゅっと突き刺すようにペニスを動かすと、それだけで気持ちよくなってしまう……。
耐えがたいほどの、悦楽が大地を貫いていくのであった。
大地は、少しずつピストン運動のスピードを速めていった。
同時に、美里のプリッとした尻を、打擲したのである。
パチン。
と、乾いた音が響き渡る。
すると、それに興奮したのか、美里が鋭い嬌声をあげた。
「あぁん、お尻を叩かないでぇ」
「叩いた方が興奮するだろ? お前は変態女なんだからな」
パチンパチンと、リズミカルに尻を叩いていく大地。
彼自身もノリノリになってきた。
興奮の坩堝に飲み込まれて、激しく欲情してくるのである。
手のひらの痕が、尻に残っていく。
赤くなり、本当にSMプレイをしているという感じになるのであった。
これはこれで素晴らしい……。
圧倒的な悦楽である。
悪魔の愉悦とも呼べるかもしれない。
大地は、ペニスをズンっと奥の方まで導いていき、直腸の壁を押し広げていく。
みるみるとアナルが広がりを見せ、柔軟にペニスを包み込んでいくのであった。
「はぁん。ダー様、深い……、おち×ぽが奥まで届くのぉ」
「奥がいいんだろ? 尻穴でもっと感じてみろ」
「あぁ、感じちゃう……、お尻が広がってるのに、感じちゃうのぉ……」
美里は次第に強いアクメを覚え始めた。
何度もイッているのに、また絶頂がやってくるのである。
恥ずかしい体勢で突かれているのに、本当に気持ちいい。
例え変態になってしまったとしても、この快感を味わえれば、他に何もいらないとさえ思えた。
もちろん、大地も射精感を覚え始めた。
アナルの締めつけが段違いに強いため、最早耐えるのがしんどくなるのである。
それでも、大地はペースを落とさずに、突きの一撃を繰り出し続けた。
「美里、尻の中に出してやるからな。覚悟しろよ!」
「うぅ、はい! お尻の中に精子ください! 熱い精子が欲しいのぉ」
と、美里は強く叫んだ。
彼女のM性が最大に表現された形になっただろう。
縛られて。
さらに目隠しされて。
おまけに言葉で罵られ、恥ずかしい体勢にされている。
その背徳的な行為が、ここまで気持ちいいとは……。
まさに驚きの連続である。
そして、二人の情交は、とうとうクライマックスを迎えるのであった。
「美里、精子出すぞ! あぁ、もう限界だ……」
と、大地は言葉を吐いた。
そろそろ限界である。
早く尻穴に精子を出してスッキリしたい……。
そして、とうとう大地は牡の欲望を一気に発射させる。
――ビュルビュル……ビュピョプ、プピョップ。
勢いよく、白濁色のスペルマが、膣内に発射される。
止めどない、射精の解放感が、大地を包み込んでいくのであった。
一方、美里も感極まって、快感の頂点に達した。
ビクビクッとカラダを震わせると、涎をツツーと垂らしながら、昇天してしまったようだ。
「あぁん、出てる、お尻の中に、熱い精子が出てるのぉ」
ドクドクと、精子を発散させると、心地いい快感がやってくる。
「うぉぉ、気持ちいい……、精子がどんどん出てくる。最高だよ、美里」
と、大地は告げる。
彼にとって、お尻を使ったセックスは初めてである。
しかし、その体験は、本当に素晴らしいものであった。
尻穴がここまで気持ちいいとは、思ってもみなかったのである。
大地は、長い吐精を終えると、ゆっくりとペニスを引き抜いた。
すると、入り切らなかった精液が、ゴポゴポとあふれ出してくる。
キレイな乳白色をした液体が、アナルから流れ出ている光景は、どこまでも淫靡であり、大地を深く感動させた。
「お尻の中に出されちゃいました。ダー様、すごく気持ちよかったです」
「俺も、たまにアナルセックスもいいもんだね。それに緊縛プレイも興奮したよ」
大地は、行為を終えると、美里の縄を解いた。
痕が付くか心配であったが、それは杞憂だ……。
少しだけ赤くなったものの、すぐにそれは引いていき、キレイな白い肌に戻ったのである。
二人は、濃密なセックスの余韻に浸りながら、深く抱き合っていく。
それは、とても幸せな時間であった。
このまま二人で一緒にずっといたい。
そんな思いが浮かび上がってくる。
*
後日談として、二人の行く末を紹介しておこう。
彼らは、そのまま付き合い、半年後に結婚することになった。
その時、美里のお腹の中には、第一子の生命が宿っていたのである。
二人の幸せな日々は、これからも続くだろう――。
〈了〉
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