連載官能小説『新潟で出会った美熟女』第9回

連載官能小説

連載官能小説『新潟で出会った美熟女』第9回

玲は、前から一度この出店の料理を食べてみたかったらしく、目を爛々と輝かせている……。

ビアガーデンのようになっており、特に夏場は人手で賑わうようである。

雄介は店の前に立ち、ふとメニューを見つめた。

ハンバーガー

パスタ

ピザ

ローストビーフ

など、若者が好きなそうなメニューが多彩である。

雄介が、何でもいいから頼むといいよと告げると、玲は嬉しそうにピザとビールを頼んだ。

雄介も何か食べようと思い、ビールとハンバーガーを注文する。

出店でピザやハンバーガーが食べられるとは、かなり意外であった。

ふと辺りを見渡すと、玲のような学生たちが、食事を楽しんでいる姿が見える。

若い世代には、こういうジャンキーなメニューが人気なのだろう。

ただ、居酒屋でハンバーガーを出すのは難しいかもしれない。

だが、やってみる価値はある。

雄介の働く居酒屋「美味しん坊」では、ピザやパスタのメニューはない。

ここは変化球でこんなメニューを入れてみてもいいかなと思えた。

少し和風よりにすれば、大人だって楽しめるだろうし。

やがて注文した料理がやってくる。

二人は店の前に広がるオープンテラスの席で食事を摂ることにした。

頼んだハンバーガーにかじりつく。

チェーン店の安っぽいハンバーガーとは違い、肉の味がしっかりと出ている。

かなりジューシーなのだ。

ビーフは噛むほどに肉汁があふれ出し、こってりと濃厚なソースが絶妙にあっている……。

久しぶりにハンバーガーを食べたが、ここまで美味しいものを食べたのは、初めてであると感じた。

一方、玲も美味しそうにピザを食べている。

頼んだピザは、ベーシックなマルゲリータのようだったが、これも美味しそうである……。

トマトソースにチーズの組み合わせが絶品のようであった。

「一度来てみたかったんです」

と、ピザを食べ、ビールを飲みながら玲は告げた。

「美味しいね。若者向けだけど」

「そうですか? 雄介さんも十分若いじゃないですか」

アラサーの雄介は、自分が若いとは思えなかった。

大分年を取った。

そんな風に感じるのである。

しばらく食事を楽しみ、雄介は会話と共に居酒屋の新メニューを考えていく。

なんとなくではあるが、和洋折衷したようなメニューが出来上がりつつあった。

ダシを聞かせた西洋料理などは面白いかもしれない。

食事を終えた二人は、やすらぎ堤という河川敷をただブラブラと散歩した。

陽射しが心地よく降り注ぎ、秋晴れの穏やかな一日を満喫させてくれる。

「これからどこへ行きますか?」

と、玲が尋ねてきた。

新潟の地理を知らない雄介は、回答に困ってしまった。

すると、玲が意外なことを口走った。

「実は、雄介さんにお願いがあるんです」

「お願い? 何かな? 俺にできることがあれば何でもするよ」

「雄介さん優しそうだから、ぜひ、お願いしたいんです」

そう言うと、玲は少し恥ずかしそうに俯いた。

一体何をお願いされるのだろう?

気になった雄介は、彼女の言葉を待った。

「あの、実は……、その、私を抱いて欲しいんです」

その発言は、雄介をひどく驚かせた。

今、彼女は何と言ったのだろう?

自分の耳がおかしくなければ、抱いて欲しいと言ったのだ。

「本気で言ってるのかい?」

と、雄介は告げる。

彼女の言葉が信じられなかったのだ。

どこか揶揄われているような気もしたのである。

しかし、玲は、

「本気です。雄介さん、優しそうだから、私の初めての人になってください」

初めての人。

つまり、玲は処女なのだろう。

確か、彼女は二十歳のはずである。

今頃の青少年の性についてはよく知らないが、二十歳で未経験というのは、少し奥手のような気がした。

雄介自身、初体験は十八歳の時であったのだ。

ふと、玲を見つめる。

すると、彼女は卒倒寸前な程、フルフルと震えていた。

どうやら、本気のようである。

それは、彼女の雰囲気を見ていればわかる……。

ただ、ここで受け入れてもいいのだろうか?

「俺が相手でもいいの? その、初めては好きな人とか……、そう言うのはないのかな」

「昔はそう思っていましたけど、今は違います。早く女になりたいっていうか……、だって、もう二十歳なのに、未だに経験がないって、恥ずかしいと思うんです」

その言葉は、真剣さに満ちていた。

彼女なりに、本気で悩んでいるのだろう……。

由美は決して美少女というわけではないが、愛らしい顔立ちをしている。

ネコっぽいというか、目がクリクリしていて、丸い顔立ちをしている。

そして、背も小さいので、もしかすると、中学生と言っても通用するかもしれない。

そんなミクロ系の少女を相手に、雄介は迷っていた。

昨日、自分は美紀と交わっている。

その影響があり、もっと、色んな女性とまぐわいたいという欲望もあったのである。

となると、これは雄介にとってもチャンスであろう。

「わかった。俺でよければ相手になろう。この辺にホテルとかはあるのかな?」

「駅の近くにラブホテル街があります。あんまり詳しくないですけど」

「じゃあそこに行こう。それでいいね?」

「はい」

すんなりと美紀は頷いた。

結局二人は、やすらぎ堤から駅前に移動する。

やすらぎ堤は、駅から程近い。

恐らく、徒歩で十五分ほどであろう。

駅前にはビジネスホテルや繁華街が広がっていたが、奥まったところに行くと、小さなホテル街が存在していた。

この辺の地理は詳しくないが、風俗なんかもありそうである。

二人は、手ごろな値段のホテルに入っていく。

玲は、ラブホテルが初めてであるため。ドキドキしているようだった。

受付の前に部屋の一覧表があり、そこから好みの部屋を選べる仕様になっていた。

一応、玲にどんな部屋がいいか聞くと、どこでもいいという答えが返ってきたので、とりあえず、ベーシックそうな部屋を選び、鍵を受けとり、部屋に向かう。

ラブホテルは、あまりいやらしい感じがせずに、清潔感の漂うリゾート風の作りであった……。

雄介は、ここ数年ラブホテルに行っていないが、こういうホテルも日々進化しているのだと、感嘆してしまったのである。

部屋のトビラを開けると、そこは真っ白な空間であった。

部屋の中央にクイーンサイズのベッドが置かれており、後は大型のテレビなどもある。

浴室は別にあるが、コチラもかなり広々としている、二人で入ったとしても、悠々の広さである。

しかし、玲は恥ずかしがって、シャワーは一人で入りたいと言い出した。

あまり無理強いするもの可哀想なので、ここは玲の言うとおり、別々にシャワーを浴びる。

まずは玲がシャワーを浴び、入れ替わりに雄介が入る。

アメニティ類も充実しており、人数分のバスローブが用意されていた。

それを着て、部屋に戻ると、ベッドの上に玲がちょこんと座っていた。

彼女も白のバスローブを着用している。

ただ、彼女には少し大きかったようで、ブカブカの印象があった。

〈続く〉



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