連載官能小説『隣人は占い師』第10回

連載官能小説

連載官能小説『隣人は占い師』第10回

一方、香菜も快感を覚えていた。

後背位は、何というか、無理矢理されているような感覚が広がる。

羞恥心を煽られるというか、興奮してしまう体位なのである。

「はぁん、何だか、動物の交尾みたいですぅ……」

「そうですね、どこか野性的だ」

後背位の良さは、ガンガンと勢いよく突けるところだろう。

ほかの体位に比べると、幾分か激しいのである。

「香菜さんのおま×この中、トロトロになっていて凄く気持ちいい……」

「あぁん、感じてるから、一杯エッチなおしっこが出ちゃうんですぅ」

突くほどに、淫蜜が噴き出してくるような気がした。

ふと、結合部を見つめると、白い糸が縦横無尽に伸びているがわかる。

それは、蜘蛛の糸のようで、どこか、繊細な印象がある。

同時に、ねちゃねちゃとした分泌液に包まれているので、とても淫らに見えるのだ。

一定のリズムで、腰を動かしていく雅也であったが、少しだけ、そのリズムに変化を加え始めた。

変則的なリズムに変えたのである。

こうなると、刺激に変化が生まれて、新しい快感が生み出されるような気がした。

もちろん、香菜も心の底から感じている……。

膣内を、ペニスで掻き回される感触は、素晴らしいものがあるのだ。

ズンズンと、ペニスで膣の最奥を突かれると、カラダ全体が蕩けてしまうのではないかと思えるくらいに心地いい。

騎乗位も気持ちよかったが、後背位で犯されるのは、至上の悦びであった。

変則的なピストン運動を続ける雅也も、徐々にアクメを覚えつつあった。

既に一度イッているのに、再び絶頂感を覚え始めたのだ。

(やっぱり、セックスで気持ちいい……最高だよ)

と、思いを巡らせる雅也。

初体験のセックスを通して、彼はいよいよ男になった。

その悦びが、カラダ中を支配していくのだ……。

「もっと、激しくしてもいいですよ、雅也さん」

と、香菜が告げる。

彼女自身、もっと素早く突いて欲しかったのである。

そうすれば、今以上に気持ちよくなれるような気がした。

「わかりました、もっと速く突きますよ」

一段階ギアを上げ、腰の動きを強めていく雅也。

動きを速くした分、射精感は強くなっていく。

しかし、彼は必死に吐精の念を抑えながら、ピストン運動を続けるのであった。

とりあえず下腹部に力を入れれば、それなりに耐えられる。

少しだけ余力が生まれ、彼は元気を取り戻した。

「奥がいいの……。おま×この奥を突いて……」

「奥ですね。こうですか?」

香菜の言葉を受け、雅也は突きの一撃を強めた。

なるべく奥に届くように、腰を深く落としながら、突き上げるようなイメージでピストンを行う。

まだまだセックスに慣れていないので、この辺の仕草はまだ拙い。

しかし、それでも彼は懸命であった。

「あぁん、そ、それ、そんな感じです……、あぁ、ものすごく気持ちいい……」

香菜自身もアクメを覚え始めた。

断続的なアクメがやって来て、耐えるのがしんどくなるのである。

同時に、こんなにもセックスで気持ちよくなったことがあっただろうか?

記憶を振り返ると、ここまで絶頂を迎えた経験はなかった。

それ故に、彼女も驚いている。

運命の人だと感じている雅也とは、カラダの相性も抜群だった。

その事実が、彼女を大きく悦ばせたのである。

一方、雅也もややオーバーペース気味にピストンを続けていた。

必死にアヌスに力を入れて、吐精感を抑えていたが、やはり限界は近い。

カラダ中が、快感の並みに包まれていくのであった。

「あぁ、香菜さん、俺、またイキそうです」

「うん、私もイキたいのぉ、一緒に来てぇ」

「また中に出してもいいですか?」

「もちろんよ、たくさん中に出してほしいのぉ……」

と、香菜は強く叫んだ。

その高らかな宣誓を聞き、雅也も最後の仕上げにかかる。

腰を恐ろしい速さで動かしていくのだ。

「うぉぉ、出る! 精子が出ます」

とうとう、雅也も限界を迎えた。

そして次の瞬間――。

――ビュルビュルドビュ、ドププ、ドッピュピュ……。

二度目とは思えないほどの量の精液が放出された。

ドクドクと、尿道を駆け巡る快感が素晴らしい……。

それは、圧倒的な快感であった。

「あぁん、出てる、中にたくさん精子が出てるのぉ、ふぁ、あぁ中出しされるの気持ちいいぃ」

ガクガクとカラダを震わせながら、香菜は悦楽を貪っていく。

濃密な初体験は、こうして終わりを告げた……。

雅也は、ゆっくりと結合を解いていく。

すると、ゴポゴポと白濁色のスペルマがあふれ出してくる。

香菜は、すっくと姿勢を起こすと、ビクビクと震えている雅也のペニスを口で含んだ……。

いわゆる、お掃除フェラというやつである……。

そのこってりとしたフェラチオを受けると、雅也も感涙の気持ちが湧き出すのであった……。

「あぁ、香菜さん、ホントに最高です……、ありがとうございます」

お掃除フェラを終えた香菜は、キュッと雅也に抱きついた。

二人は熱い抱擁を交わすと、いつまでも濃厚なセックスの余韻に浸っていくのであった――。

 

 

翌日――。

初体験を終えた雅也は恍惚とした気分で、自室のベッドに寝転んでいた。

昨日、自分はセックスしたのである。

つまり、大人になったのだ。

三十歳まで童貞だったから、その悦びはひとしおであった。

今日の仕事は、頗る順調であり、何もかもが上手くいっているような気がする。

こんなに、幸せでいいのだろうか?

破顔して、にんまりとしてしまう。

今日も夜は一緒に食事をする予定である……。

その後はきっと……。

(今日もセックスできるかもしれないな)

悦びは尽きない。

雅也は意気揚々としながら、夕食の準備を始めた。

今日はこってりとした豚の角煮を作ろうと思った。

彼の家には、圧力鍋があるので、それを使えば、容易に凝った料理が作れるのである……。

豚バラ肉のブロックを買ってきて、丁寧にした処理をした後、青ネギや生姜一緒に一旦茹でる。

圧力鍋で加圧して、三十分ほど放置して、肉を柔らかく仕上げる。

減圧が完了したら、ふたを開けて、調味料で味を調える。

試しに味見をみてみると、トロリと蕩ける豚肉がとても美味しかった。

きっと、香菜も悦んでくれるだろう。

彼女の嬉しそうな顔を見るのはどこまでも嬉しい。

豚の角煮を作ったら、次は味噌汁に移る……。

残ったネギや豆腐、油揚げを入れて、後はダシを入れて最後に味噌で味を調える。

最後にサラダを作った。

キャベツをリズミカルに千切りにすると、後はミニトマトを乗せて手製のドレッシングをかける。

オリーブオイルも質のいいものを使ったから、あっさりとしながら、濃密なドレッシングが完成できた。

これで夕食の準備は大方終了である。

香菜が帰ってきたら、冷凍ご飯を温めてよそうだけで完了だ。

(あぁ、早く香菜さん返ってこないかな)

零れる笑みが止まらない。

これではまるで、新婚の夫婦のようでもあった。

彼は同棲などしたことないから、今の子の環境が嬉しくて堪らなかった。

やがてスマホに連絡が入る。

ディスプレイを見ると、ラインにメッセージが入っている。

もちろん、相手は香菜である。

これから帰るとのこと。

雅也は素早くご飯を温めて、香菜の帰宅を待った――。

〈続く〉



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