連載官能小説『隣人は占い師』第12回
濃密なフェラチオを終えても、まだまだペニスは元気であった。
このまますぐにでも挿入できそうな勢いである。
「まだ、おちん×ん元気ですね。このまま続きをしましょうか」
「いいんですか?」
「はい、私も気持ちよくなりたいですし」
温泉でセックスができるなんて、まさに夢のようである。
雅也はペニスを手で扱くと、分身の力を一気に高めて、立ちあがった。
「香菜さん、立ちバックでしてみましょう」
と、雅也は提案する。
アダルトビデオなどでは、定番の体位である。
同時に、一度はしてみたいと考えていたのだ。
「わかりました。後ろからですね」
と、香菜は告げると、くるっと踵を返し、後ろを向いた。
そして、そのままツンとお尻を高く上げる……。
爛熟のカラダである。
特にヒップはプリッと張り出していて、さながらゆで卵のようにツルツルとしている……。
まさに、迫力のあるボディであった。
雅也は、香菜の臀部に手を置くと、ゆっくりと挿入を試みる。
立ちバックは、かなり挿れにくい体位であるので、あくまでも慎重に事を進める。
ようやくペニスが膣内に入ると、ねっとりとした膣壁の感触が広がっていき、とても心地よくなるのであった。
「んんぁ、あぁん、おちん×んが入ってきたのぉ……」
と、香菜は嬌声をあげる。
まだ挿れたばかりであるのに、既に感じているようである。
それを受け、嬉しくなった雅也は、リズミカルに腰を振り始めた。
立ちバックは、気を抜くとペニスが抜けやすい体位でもある。
腰を動かしていくと、何となくではあるが、それがわかった。
だからこそ、細心の注意を払って抽送を続ける。
ずりゅ、めりゅと、ペニスが膣壁を擦過していくと、途轍もない快感が襲って来るのであった。
ペニスが抜けないように注意しながら、雅也は腰を大きくグラインドさせていった。
温泉の中でしているから、自然と熱が高まっていく。
汗のしずくが浮かび上がり、それが湯船の中に流れ込んでいく。
ふと、空を見上げると、薄雲の中に月が煌めいているのがわかった。
月明かりが、温泉を照らし出し、妖艶なムードが広がっていく。
「ぁん、雅也さん、もっとぉ、もっと激しいのが欲しいのぉ」
堪らなくなった香菜は、そんな風に甘い声で囁いた。
それを受けて、雅也も突きの一撃を繰り出していく。
ズンズンと勢いよく突いていくと、子宮に届いているのではないか錯覚するのであった……。
どうやら、香菜は奥を突かれるのが好きらしい……。
まだまだ短い付き合いではあるが、数回セックスしてみて、その傾向がわかったのである。
それ故に、雅也はなるべく奥に届くように、腰を振っていく。
パンパンパンと肉同士がぶつかり合う音がこだまする。
何だか、本気のセックスをしているような気がしてくるのだ。
同時に、激しい征服感が湧きたってくる……。
立ちバックは、どうしても男性優位になりがちである。
そして、女性を屈服させているという感じが強い体位でもあるのだ。
雅也は、征服感を覚えながら、必死になって抽送を続けていった。
貪欲に腰を振り続けると、とにかく気持ちいのである。
セックスが気持ちいいのは、以前の体験で知っていたが、今回はまた、格別の心地よさがあるのであった。
やはり、裸になって温泉でセックスするのは、違った趣がある。
大胆になれるし、非日常的な面があって、興奮してしまうのだ。
「うぉ、香菜さん、すごく気持ちいい……、ち×ぽが蕩けそうだ」
「んんー。ぁん、私も、私も気持ちいいのぉ……、おち×ぽでズボズボされるの最高なのぉ……」
香菜はあられもない声をあげて感じまくっている。
その声を聞いていると、雅也の興奮のスイッチが刺激され、情欲が高まっていくのであった。
立ちバックにも、少しずつ慣れてきた。
雅也は、香菜の臀部に手を置くと、腰を懸命に振っていく。
剛直が、膣内の奥の方まで入っていき、子宮の入り口をノックしていくのであった。
ここで、雅也は姿勢をやや前傾にさせていく。
つまり、香菜に覆い被さるような体勢をとったのである。
そして、彼女の乳房を揉み始めた。
突きの一撃を繰り出すのと同時に、たわわに実ったバストを揉みしだいていく。
こうすると、より一層興奮できるような気がした。
香菜自身、乳房を揉まれて、ゾクゾクとしていった。
突かれながらおっぱいを愛撫されると、不思議な気持ちになる。
香菜は恍惚とした表情を浮かべ、淫声を轟かせた。
「んぁ。はぁん、おっぱい揉まれるの気持ちいいです」
「香菜さんのおっぱい、すごく柔らかいです……。最高ですよ」
嬉々としながら、雅也は乳房を揉んでいく……。
強引に乳房を揉んでいくと、何だか犯している感じが強くなり、肉欲が刺激されるのであった。
もっと、このセックスを堪能したい。
思うのはそればかりであった。
やがて、雅也は香菜の乳首を弄り始める……。
ぷっくりと立ち上がった乳首を弄っていくと、香菜も堪らなくなっていく。
花の蕾のようになった胸の突起は、適度な弾力があり、しなやかな柔らかさもあるのだ……。
たっぷりと乳房への愛撫をした雅也は、次なる行動に出る。
少し大胆な体位を試したくなったのである……。
彼は、香菜の片足を持ち上げ、やや斜め下から突き上げるように抽送を開始した。
こうなると、牡犬が放尿するようなポーズになり、香菜は恥ずかしくなっていく。
「あぁん、こんな体勢……、恥ずかしいです……」
「でも感じるんじゃないですか? おま×こが締まりましたよ」
それは事実であった。
恥ずかしい体勢になっているのに、どこか興奮してしまうのである。
突き上げるようにピストン運動を続けるので、より一層奥まで入るような気がする。
じゅちゅっと、淫音が鳴り響き、子宮の入り口をペニスが刺激していく。
これは堪らない快感である。
香菜は徐々に、立っているのがしんどくなっていった。
膝がガクガクと震え始め、カラダが揺ら揺らとしていく。
「香菜さん大丈夫ですか?」
「結構激しいから、立っているのがしんどいです」
「そうしたら、今度は別の体位を試してみましょう」
そう言い、雅也は一旦結合を解いた。
そして、温泉に浸かると、向かい合わせに座り合った。
今度は、向かい合わせになって、密着騎乗位という体位をしてみようと考えたのである……。
密着騎乗位は、文字通り、二人が密着する体位である。
イチャイチャできるので、たっぷりセックスを堪能できるだろう。
雅也は、ゆっくりとペニスを挿入していくと、少しずつ動かし始めた。
もちろん、香菜も静かに腰を落とし、刺激を生み出していく。
「んんぁ、気持ちいい……、雅也さん、気持ちいいです」
「俺もです。この体位、ラブラブな感じがしますね」
そう言い、雅也はギュッと香菜を抱きしめた。
抱き合いながらピストンできるのも、密着騎乗位の特徴であろう。
二人はお互いとカラダをヒシっと抱きしめ合いながら、セックスを堪能していく。
〈続く〉
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