連載官能小説『キャンプ場から始まる潤蜜関係』第13回
「由美さん、そろそろ、ち×ぽを挿れてもいいですか? 俺我慢できない」
と誠二は告げた。
すると、由美は、コクリと小首を上下に動かした。
つまり、肯定しているのである。
誠二は、由美の座席の方にカラダを移動させた。
車内であるため、結構窮屈である。
それでも、由美は小さいから、素直にカラダを横にできた。
車内は薄暗い。
ライトをつけると、外から丸見えになってしまうので、このままやるしかないだろう……。
誠二は、由美の足を持ち、左右に広げていく。
陰部は既にトロトロになっており、蜜が降り出したかのようになっている。
大丈夫。
できる……。
まだセックスの経験は浅いが、ここ最近、美香子や絢萌と経験して、それなりに経験値は積んだつもりだ。
誠二はズボンを脱ぎ、ペニスを解放する……。
いきり立った牡の象徴は、ドクドクと脈打っていた。
「い、挿れますね、由美さん」
そう言い、ペニスを淫裂にあてがっていく……。
ぬるんとした質感が、ペニスの先端を覆っていくのであった。
そして、そのまま一気に貫いていく。
「んん、ぁん」
由美の口から甘い声が漏れた。
その声を聞き、誠二もヒートアップしていく。
(うぉ、すごい窮屈だ……。美香子さんや、絢萌さんとは全然違う)
由美の蜜壺は、キュッと締まりを見せており、ペニスを甘締めするのである。
その時の快感が素晴らしく、挿れただけでイッてしまいそうになるのだ。
(最初はゆっくり動けばいいんだよな)
そう考えた誠二は、あまり無理をせずに、緩やかなペースで腰を動かし始めた。
にちゃ、にちゅ、くちゅ……。
結合部分から、卑猥な音がこだましていく……。
それが車内に染み渡っていき、淫らな空気を作り上げるのである。
「んんぁ、ハァ、ハァ、あぁん」
「由美さん、気持ちいいですか?」
「そ、そんなこと聞かないでくださいぃ……、あぁん」
由美は恥ずかしがっている。
しかし、そんなに反応は悪くない。
感じている様子が、ありありとわかるのであった。
誠二は、やや姿勢を前側に倒していき、由美に覆い被さるような体勢を取った。
こうやって、覆い被さると、由美の体温をダイレクトに感じることができるような気がした。
ピストン運動を続けながら、由美のカラダをヒシっと抱きしめる。
強く抱きしめると、折れそうなくらいか細いカラダである。
大切にしないとダメだ!
そんな気持ちが浮かび上がってくる。
ふと、由美の顔を見つめる。
彼女は、目をキュッと閉じ、頬を朱色に染めていた。
薄暗いから、誠二には、その色合いがわからなかったが、桃色の吐息を聞く限り、由美は感じているのだとわかった。
挿入しながら、彼は小ぶりな乳房を弄り始める。
乳首がプクっと立ち上がり、花の蕾のようになっている。
乳首を指先でコリコリと摘まみ上げると、由美も堪らなくなったのだろう。
甘い声をあげて反応していく。
(由美さん、すごく可愛い……、はぁ、堪らないよ)
由美に対する愛おしい思いが、どんどん浮かんできて、彼を支配していくのであった……。
自分は幸せだ……。
純粋に、そう思うことができた。
誠二は、少しずつ、ピストン運動の動きを速めていく。
一定のリズムで突き続けると、やはり、動きが単調になってしまう。
ここは、少し変化を出していきたい。
そこで、美香子や絢萌とした時を思い出し、浅く突いたり、深く突いたりするのを繰り返していった。
膣壁には、無数のヒダがあるようで、それがペニスにピッタリと張り付いてくる。
まるで、イソギンチャクの中に突っ込んでいるような感触になるのだ。
それは、至上の悦楽であり、誠二をトリコにしていくのであった。
(うぉぉぉ、すごく気持ちいい……、ち×ぽが締め付けられて……、あぁ、堪らないよ……)
ペニスを動かすほどに、快感はすさまじくなっていく。
まだ、始めたばかりだというのに、既に、この絶頂感である。
もしかすると、あまり長いこと持たないかもしれない。
誠二は、由美をもっと気持ちよくするために、陰核を弄ってみようと考えた。
正常位で行っているので、挿入しながら、クリを弄るのは可能である……。
ただ、薄暗いから、イマイチ陰核の場所を探るのに時間がかかってしまった。
それでも、美香子の時の体験があったため、彼は陰核の場所を探り当て、包皮に包まれた雌芯を器用に指で剥くと、飛び出してきた肉豆をソフトに触り始めたのである。
すると、由美がガクンとカラダを震わせた……。
「あぁん、そ、そこは、敏感だから……、優しくしてぇ」
やはり、クリトリスが感じるようである。
その証拠に雌芯を指で弄ったら、蜜壺がキュキュっと強く締まりを見せたのであった……。
陰核を丁寧に弄っていき。誠二は快感を生み出していく。
触るほどに、淫蜜が噴き出し、あっという間に指先はヌルヌルになってしまった。
クリトリスを弄りながら、同時に、ピストン運動を強めていく。
ずりゅ、めりゅと、勢いよくペニスが姦通していき、誠二は心地よくなっていくのであった。
「あぁ、由美さん、ホントに気持ちいいです。最高の気分ですよ」
「私も……、んんぁ、気持ちいい……、おかしくなっちゃいそう」
と、劈くような悲鳴をあげる由美。
おまけにかなり激しくセックスをしているので、ギシギシと車内が揺れているような気がした。
素早いペースで抽送を繰り出していると、やがて、強い射精感を覚え始める。
ゾクゾクとする、強い陶酔感である。
しかし、まだイクわけにはいかない。
まだまだじっくりとプレイしていたかったのである。
やがて、誠二は少し体位を変えてみようと考えた。
とはいっても、ここは車内である。
よって、あまりに大胆な体位は取れないだろう。
そこで、変則的な正常位の形を試してみようと思ったのである。
彼は、由美の足を持ち上げ、赤子のオムツを変えるようなポーズにさせた。
こうすると、秘部だけではなく、お尻の穴まで丸見えになってしまう。
かなり恥ずかしい体勢であるので、由美は驚きでいっぱいになっていった。
「やぁん、こんな体勢……、恥ずかしすぎます……」
「恥ずかしがってる由美さんが見たいんです。それに、こっちの方が興奮するでしょ?」
と、誠二は告げた。
確かに恥ずかしい体勢にさせた方が、由美も感じるようであった。
もしかすると、Mなのかもしれない。
もっと、気持ちよさを引き出してあげたい……。
そんな風に感じた。
まんぐり返しに近い形になっているので、上から下に突き刺すようなピストン運動になる。
その分、膣の最奥まで届くような気がした……。
子宮の入り口をノックしているような感覚が広がるのである。
「んんぁ、奥に……、奥に当たります」
「奥がいいんですか? 由美さん」
「わかんない……、あぁん、もう何もわかりません……」
狂乱していく由美。
恥ずかしさのあまり、頭は沸騰しそうになっていた。
(参ったな、そろそろ、イキそうになってきたぞ)
これまで、必死になって、射精感を抑えていた誠二であったが、それが難しくなってきた。
圧倒的な快感が降り注ぎ、耐えるのがしんどくなるのだ。
〈続く〉
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