連載官能小説 『魅惑の終電逃し』第4回

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連載官能小説 『魅惑の終電逃し』第4回

「寝ましょうか」

二人はベッドに入った。

シングルサイズのベッドだから、かなり密着してしまう。

マットレスの軋む音が、キィキィと聞こえる。

(参ったな。これじゃ眠れないや)

と、緊張しきっている浩二は、そんな風に思った。

何しろ、すぐ隣には美女が眠っているのである。

これで興奮しないほうがおかしい。

どのくらいだろう。

時間が経過した。

未だに浩二は眠れない。

しかし、麗禾は眠ってしまったようであった。

余程疲れていたのだろう。

最近、特に仕事漬けだったから、疲れが溜まっていてもおかしくはない。

目を閉じて、必死に眠ろうとする浩二。

ただ、どんなに努力しても、眠れそうになかった。

不意に、コロンと麗禾が寝返りを打った……。

そして、浩二の方を向いたのである。

彼女は、ナイトライトを使って眠るようだったから、ぼんやりとした電球色の明かりが、室内を照らし出している。

同時に、くっきりと影を作った麗禾の顔が、本当にすぐそばにあった。

切れ長の瞳がスッと閉じられて、さらにぽってりとした唇が魅惑的である。

さらに視線を下に滑らせる。

すると、僅かに胸の谷間が見えた。

ブラキャミソールを着ているから、隙間からバストが見えるのである。

麗禾の乳房は、それなりに大きい。

浩二は、Dカップ以上はあるのではないかと、察していた。

また、この乳房を触ってみたいという欲望が噴き出してきたのである。

(ちょっとくらいなら)

悪魔の囁きが、脳内を侵食していく。

軽く、麗禾の腕を突いてみた。

しかし、全く反応はない。

深い眠りに就いているようであった。

そこで浩二は、ゆっくりと手を伸ばしていった。

キャミソールの上から、バストに触れてみる……。

ブラキャミソールだから、胸の部分がブラになっており、固くなっている。

それでも、彼は興奮していた。

もう少し行けるかもしれない。

そう考えた浩二は、キャミソールの隙間から手を入れて直に胸を触ってみた。

「……」

無音。

特に反応はない。

眠っているのだろうか?

それ以上に、肌のキメ細かい質感が、指先を通して全身に伝わってくる。

浩二はさらに、顔を近づけていった。

すると、ふんわりとしたいい香りが漂ってくる。

石けんの香りと、柑橘系の香水の香りが入り混じった女の匂いであった。

(うぉぉ、堪らない……。これが松本さんの匂いなんだ)

思わず浩二は興奮して、唸ってしまった……。

ふと、麗禾を見つめる。

今のところ、寝息を立てて眠っているようである。

もう少し大胆なことをしても起きないかもしれない。

彼は、麗禾の下半身も触りたくなった。

こんな痴漢のような行為が見つかれば、ただでは済まないかもしれない。

しかし、何かこう禁忌を犯しているようで興奮してしまうのである。

麗禾はショートパンツを穿いている。

つまり、太ももやふくらはぎは丸出しなのだ。

まずは、足を触ってみよう。

と、浩二は考え、乳房から一転して、足の方を触ってみた。

スベスベとした肌触りのいい足である。

しっとりとしていながら、吸いつくような感じがあるのだ。

ツルツルの足。

それは、どこまでも魅力的である。

この時、浩二はペニスを勃起させていた……。

洗ってもらったばかりのボクサーパンツの中で、ムクムクと大きくなっているのである……。

それは、痛いほどであった。

同時に、こんな風にして美女にイタズラしていることに、妙な興奮を覚えてしまったのである。

太ももをスリスリと摩っていくと、麗禾が「んぁ」と、声をあげた。

慌てて手を引っ込める浩二。

もしかしたらバレているのかも知れない。

そんな恐怖があった。

しばらく様子を見ると、麗禾は再び寝息を立て始めたのである。

(バレていないのか?)

疑心暗鬼になるが、とりあえず愁眉を開いたような状態になる。

ただ、イタズラ心は鳴りやむ気配がない……。

むしろ逆に、どんどん強まっていくのである。

浩二は、脳内で何度も麗禾に謝った。

謝って許されることではないかもしれない……。

何しろ、疲れ切った女性のカラダにイタズラしているのだから。

続けて、浩二はもっと大胆なことをしたくなった。

次は、足ではなく、あそこを触りたくなったのである。

童貞である浩二にとって、女の三角地帯は、未知なる領域だ。

だからこそ、興味は尽きない。

触りたい……。

そんな欲望で支配されていく。

浩二は、意を決して、手を局部に伸ばしていった。

ショートパンツの上から、あそこを触ってみる。

「……」

今のところ反応はない。

大丈夫だ。

見つかっていない。

そこで、ショートパンツの裾から、手を内部に突っ込んでいった。

ショーツの生地が指に当たる。

しっとりとスベスベとしたショーツの肌触りである。

さらに、指を奥まで進めていく。

すると、熱を帯びているのがわかった。

もっと直に触りたい。

しかし……、

(やっぱりダメだ、こんなのよくないよ)

と、ギリギリのところで浩二は思いとどまった。

やはり、こんな風にイタズラするのはよくない。

そう考え、手を引っ込めた。

その時だった。

「もう終わりなの?」

そう言う声が聞こえた。

その声は他でもない麗禾のものである。

あまりの展開に、浩二はカラダを硬直させた。

「え?」

「だから、これで終わりなの? 伊藤君」

「起きてたんですか?」

「うん。途中からね。あなた、寝ている私にイタズラしようとしたでしょ」

そう言われ、浩二は何といっていいのかわからなくなった。

訴えられたら負ける。

などという意味不明の恐怖が浮かび上がってくる。

「す、すみません、お、俺……、そ、その……」

しどろもどろになる浩二。

すると、麗禾はトロンとした目つきを向けてきて、

「いいのよ。ねぇ、私のあそこを触りたい?」

と、言ってきたのである。

この展開には、浩二は大きな驚きを覚えた……。

「え、で、でも、いいんですか?」

「伊藤君、あなたこのままだったら興奮して眠れないでしょう。実はね、私も少し興奮してるの。完全に目が覚めちゃったわ」

そう言い、莞爾として笑った。

頬にえくぼができて、それが妙に愛らしく感じられる。

「ねぇ、もっと触って」

「いいんですか?」

「触りたいんでしょう? いいのよ。イタズラされてるみたいで興奮しちゃうの。ほら、早く」

急かされるように言われると、逆にどうしていいのか迷ってしまう。

何しろ、彼は童貞であるのだ。

こんな衝撃的な展開に、頭がついていかなかった。

しかし、触りたいという熱情が温泉のように湧き出してくる。

〈続く〉



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